前回(その2)は、とりあえず始めるマーケティングオートメーションとして、「Mautic」の無料クラウドアカウントに登録するまでの手順をご紹介いたしました。
今回は、いろいろといじってみる前に、「Mautic」の初期設定の変更、「Mauticの日本語化」を取り上げようと思います。
Mauticにログインしよう
まずは自分のページにログインしましょう。登録後にメールで、Mauticで使用する自分のドメイン(指定したドメイン.martic.net)の通知があったかと思います。こちらにアクセスすると、ログイン画面が表示されます。
ログイン画面に登録時のメールアドレスとパスワードを入力します。すると、自分専用のダッシュボード(Dashboard)画面が表示されます。
完全に英語です。英語でも大丈夫、という人も多いかもしれませんが、左のメニューを見ての通り、専門用語が多すぎてやっぱり不便です。それでは、日本語に切り替えてみましょう。
と、その前に、自分のドメインがわからない場合は、https://mautic.com からログインできます。が、表示される画面が少々異なります。ざっと下のような流れになりますので、ご注意を。
少し見にくいかもしれませんが、①https://mautic.comの最上部「LOGIN」をクリック、②メールアドレス・パスワードを入力し「Login」をクリック、③画面真ん中の「https://指定したドメイン.mautic.net」をクリック、でようやくMauticのログイン画面が表示されます。(面倒ですが、再度、メールアドレス・パスワードを入力しないといけません…)
Mauticの設定を変更して日本語化しよう
それでは設定を変更して、日本語で使えるようにセットアップしましょう。
右上に自分の名前が表示されています。その横の「▼」をクリックして、プルダウンメニューから「Account」を選択します。すると、画面が切り替わります。
この画面の「タイムゾーン(Timezone)」「言語(Language)」を各々「Asia Tokyo」「Japanese」に変更し、右上の「Apply」をクリックします。
いきなり日本語に変わりました。簡単ですね。一旦、右上の「適用(英語ではApplyです)」をクリックしておきましょう。画面は切り替わりません。
さらに、設定を変更しましょう。右上「名前▼」の右にある歯車アイコンをクリックして、「Settings(設定)」メニューで変更します。
上から3つ目の「Configuration(設定)」をクリックします。
先程の「Account」の設定変更と同様に、システムデフォルトの「デフォルトのタイムゾーン」と「デフォルトの言語」の設定を、各々「Asia Tokyo」と「Japanese」に変更します。変更が完了したら、「適用」をクリックしてください。
メニューが日本語化されました。これで、使い勝手も向上しますね。
実は、Mauticを日本語化するのには、こちらのシステムデフォルトの設定を変更すれば、アカウントの設定変更は必要ありません。(アカウントの設定変更前に「System Default Timezone」「System Default Locale」となっていたのを覚えていますでしょうか)
今回は、言語に関連する設定が2箇所あることを意識してもらいたかったので、わざわざ2箇所の設定変更をご紹介しました。
ちなみに、私は、システムデフォルトの設定を「Tokyo」「Japanese」にして、アカウントの設定は変更せずに「System Default ...」としています。
Mauticを日本語化して困ること
日本語化することで、使い勝手はかなり良くなるのですが、一つ困ったことがあります。
ヘルプは日本語化されていません。ですので、適宜、言語設定を英語に変更したほうが、作業上メリットがある場合があります(例えば、https://mautic.com/help/getting-started-mautic-cloud/ を参照しながら設定を変更したりするとき)。
その際は、アカウント設定の言語のみを変更するようにすれば良いでしょう。
マーケティングオートメーションに向けて
ここまで、Mauticを日本語化して使えるようになりました。とはいえ、Mauticをいじれる状態(登録)、いじりやすい状態(日本語化)、にしたに過ぎません。要するに準備編が終わったところです。
皆さんの目的はマーケティングオートメーションを実践したい、試してみたい、だと思います。次回から、いよいよマーケティングオートメーションの実践に移りましょう。
本日はここまで、お疲れ様でした。
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