10月28日日曜日の下町ロケット第三話はいかがでしたでしょうか?
ピコ太郎こと古坂大魔王さん扮する帝国重工、審査部の担当者がいい味を出していましたね。
第二話から引き続き、M&Aネタなのですが、最近では中小企業同士のM&Aも一般的になってきました。(スモールM&Aはもっと小さな買収ですが)
そこで出てきたのが信用調査。言葉こそ出てきませんでしたが、デューディリジェンス(DD)とフィージビリティスタディ(F/S)といった、M&Aプロセスのお話です。
ギアゴースト買収決定は、最終的には佃社長の一存で…みたいな感じになていましたが、おそらく経理部長の殿村氏がしっかりと調査は行っていたことでしょう。(元銀行員ですしね)
さて、今回の山場は、リストにはない買収後の事業計画書をみせろとピコ太郎さんが迫ります。信用調査なら、財務DDだけで十分と言えそうですが、今回はM&Aが絡んでいます。買収先の資産や事業の状況、更には買収後の事業環境の変化も精査しなければなりません。
そこで、F/Sとなるわけですが、当然のことながら、経理部長は作っていました。良かった、良かった。(当たり前といえば当たり前なんですが…)
一見、ストーリー上、雑な買収と見せかけて…実際はそんなことないですよね。買収先にいくら資産があるからといっても、買収後のシナジーは意思決定の重要な材料です。
とりあえず、帝国重工の信用調査を乗り切った佃製作所ですが、M&Aはうまくまとまるとして、その後はどうでしょうね?
来週は買収後の経営統合(PMI)で一波乱な予感…楽しみですね!