前回ゴースト編最終回では、佃製作所とギアゴーストが協力して、特許権侵害訴訟を乗り切りました。しかし…という流れでした。
今回からヤタガラス編です。ロケットから衛星ビジネス、農業IoTへとテーマは移ります。
新たな事業分野として、帝国重工は農業を選びました。そこで、大学との共同開発へと話は進みますが、先生からは良い返事がもらえない…その原因は、以前にベンチャー企業との共同開発に失敗した苦い経験があるからでした。
そこでこのような揉め事を回避するために、トレードシークレット(営業秘密)としてノウハウを管理するわけです(そもそも学術的な発明は特許として認められませんし)。
共同開発の場合は、きっちりとした契約で縛るわけですが、今回のケースはそこが甘かったのでしょうか。
面白いシーンがありました。共同開発を持ちかけたベンチャー企業(キーシンの社長)が、盗んだ(と思われる)パスワードを使用してコンピュータにアクセスし、データをUSBメモリにコピー…これ、明らかに不正競争防止法違反(営業秘密に係る不正行為)じゃないですか!
とりあえずは、大学の先生の理解を得られ、プロジェクトは実行段階へ!来週はどうなることやら。
関連情報:
アンダーソン・毛利・友常法律事務所のホームページ(外部サイト)
「トレードシークレット(営業秘密)の有効な保護と活用のための戦略②」