発表から少し経ちましたが、ものづくり補助金(以下、もの補助)は、採択が終わりではありません。むしろ、始まりです。しかも、めんどくさい(笑)
採択後のスケジュールを簡単に説明すると、自治体ごとの呼び出し(採択企業への説明会)を経て、交付申請に始まり、交付決定、中間監査、実績報告、確定検査をクリアし、ようやく補助金が支払われる、と概ね半年に渡る道のりが続くわけです…タイヘンタイヘン。
と、採択された企業様には脅しをかけつつ(採択後の諸々が不安な企業様はご相談ください、笑)、直近もの補助の総括をしたいと思います。
補助金申請にあたっては、書類(様式1、2)の準備が最も大変なのですが、中でも、事業計画名にはいつも頭を悩ませます。
そこで「事業計画名って実際どうなんだ?」を可視化して理解を深めることを決意しました。それがこちらです。(H29二次公募のデータを使用しました)
どうですか?中小企業診断士なら、ちょっと失笑、といったところでしょうか。
このように、もの補助に関しては、採択の要件として「優位性」や「独自性」が求められるため、事業計画名もこんな感じになるんでしょうか。
絶対採択される事業計画名は、H29の二次公募のデータを参考にすると、「業界初の高速Cadの導入による生産性向上と高品質医療の開発」となるのでしょうか…
今回使用したのは、先の記事でご案内した、採択結果PDFをテキストマイニング用にクリーニングしたデータです。このように、テキストマイニングだけではなく、都道府県別の採択状況の集計など、統計処理をしやすいよう加工したデータを準備しましたので、ご興味のある方はダウロードいただけるよういたしました。
次回のもの補助のためにもぜひともご活用ください。
データはこちらよりダウンロードください。(CSV形式なので、拡張子を.txtから.csvに変更していただければ、そのまま使えるかと思います)