経営者の方から最も良くデザインに関連して質問されるのが、この「デザイン料」の適正です。
宣伝会議の広告制作料金基準表やJAGDAの料金表があるのですが、デザイン料の実態を正確に反映しているかどうかは疑問です。(しかし、ネタばらしをすると、私はこれらの算定基準を根拠にして見積をしています)
一方では、クラウドワークスやランサーズといったデザイン業務のクラウドマッチングサイトがあって、先述の料金基準に比べると圧倒的に安くでデザインを仕入れることができます。
結論からいうと、デザイン料は発注者(需要側)が納得すればそれで良いのかと。とはいえ、あまり常軌を逸した報酬には納得できない、あるいは、標準があれば発注先デザイナー選定の意思決定が円滑になる、という事情も重々承知しています。
という現状を鑑みると、下限がクラウドマッチングサイト、上限が業界の算定基準、と考えて、発注先を選定してはどうでしょうか。
最後に付け加えるとするならば、「高ければいいものが納品される」という考え方は持たないほうが良いです。なぜならば、デザインの「成果」を評価する指標を設定できないのであれば、「いいもの」の判断ができないからです。
皆さんは、どのようにデザインを評価、それに対する報酬について、どのように考えていますか?